肺衛風熱証とは新感風熱の邪が肺の衛分に鬱した証である。多くは風中に挾熱・挾温・挾燥の形で口鼻から上受けるか、または内に蘊伏していた温熱・暑熱が外感風熱によって引き出されて起きる証候である。
それらは傷風・風温・温燥・伏温・伏暑・麻疹初起などで、其の証候は表証・裏証・表裏証の三類に分けられる。(図13)
治則は総て疏風透熱で、新感の邪を微汗にて表解するか或いは斑疹を発することで透解する。
証候別称:風熱感冒、風温犯衛、客寒包火、温邪上受、手太陰温病、肺気不宣、風熱犯肺、風温犯肺、風温化熱、風熱襲表、肺衛失和、温邪入営、風熱動血、失表血証、風熱化燥、営衛不調、営衛乖和。
病例:
【中医】:外感風熱感冒、重傷風、風熱咳嗽、小風温、風温、陰虚温病、発斑傷寒、失表血証、失音、痧疹、哮喘、気虚麻疹。
【西医】:上呼吸道感染、支気管炎、慢性気管炎、急性支気管炎、腺病毒肺炎、重証小儿肺炎。
基本証象:
【腠理不宣】症象:1微悪風寒、2無汗。
脈象:脈浮弦。
【津気蘊蒸】症象:1身熱自汗、2午后熱甚、3尺膚熱甚、4口渇。
舌象:舌紅苔薄黄。
脈象:1脈不緩不緊而動数、2両寸独大。
【気機不宣】症象:1咳嗽痰多、2脘悶不饑、3胸痞。
【気機不降】症象:1咳逆、2気喘。
【清空不宣】症象:1頭昏、2頭痛。
【清竅不宣】症象:1鼻塞、2咽阻、3咽痒。
【経気不宣】症象:身酸困。

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