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第八章 気証門

 気証とは、臓腑の気機が鬱滞し、その運行が滞り、臓腑の気自らが病となるものであり、外からの邪気によるものではない。気は本来、臓腑が備えるものであり、臓腑の主要な機能であり、総称して臓腑の「気」と呼ばれる。古人は「流行するものを気という」と述べた。すなわち、気は流行をその体とし、昇降出入をその用とする。臓腑の気が秩序正しく流行すれば、昇降出入は自如となり、滞りなく暢行し、これが人体の正気である。もし流行が不暢で、昇降出入が錯乱して秩序を失えば、それは気病となるものであり、正気が邪気に転化し、これを病因と見なす。
気の流行が滞り、もし外邪の干渉によるものであれば、その病は依然として外邪による病に属し、気病には属さない。しかし、もともと気鬱のある人が、偶発的に外邪に刺激され、内外が合致した病を発症する場合がある。例えば、夾気傷寒、中悪、痧穢などは、外感夾証に属し、依然として外邪の病証である。これは気病の実証について述べたものであり、気病の虚証、すなわち気虚証については、虚証の項に属する。

気病の原因として、病は七情の失調に起因する。『内経』には「怒れば気は上り、喜べば気は緩み、悲しめば気は消え、恐れば気は下り、驚けば気は乱れ、思えば気は結ぶ」とある。七情が過度になると、必ず気機の昇降出入が乱れ、気病が内から生じる。実証の気病は、多く憤怒憂思に起因し、臓腑の気機が鬱滞して、気鬱の症として発現する。気機が鬱滞し、疏解されなければ、長く続けば必ず血液や津液にまで影響を及ぼす。気は血の帥であり、気が行れば血も行り、気が滞れば血も滞る。気鬱が長く続けば、必ず血の滞りや血瘀を招き、気瘀の証となる。津液の流行もまた気の運化にあり、気機が鬱滞すれば、津液の流行も阻害され、長く続けば痰飲となり、これこそが気痰の証である。さらに、気鬱が火に転じ、特に肝は相火を蔵する。肝鬱が長く続けば、必ず相火が内から動いて、気火が併発し、気火証となる。

気病の実証は、すべて気鬱に起因し、情志の病である。薬による治療はあっても、草木は無情であり、七情の失調による病を治すことは実に難しい。古人はよく「薬は逍遥(自由自在)であるのに、人は逍遥ではない、どうすればよいのか」と嘆いた。ゆえに、心を和らげ性を養い、怒りを戒め憂いを節制し、常に心を広く気を通暢に保てば、鬱気は自ずと解消される。いわゆる「心の病はやはり心の薬で治す」ということである。证候系统:详见图154


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