本証は虚弱の人や久病の躯に多く,病いは中焦と下焦に発し,脾腎虚弱で,肝風が内起するのだが,実は肝・脾・腎の三臓并発の証である。脾腎は先后天の本で,陰・陽・気・血の源である。病いが脾腎に及ぶとは,根本が已に傷つき,肝は養われず,虚風が暗動し,上では空竅が擾ミダされ,清陽が保たれない;外では経絡が竄擾されて,血脈が養われない;劇しければ陰陽閉脱の変となる。故に治則は脾腎の陰陽を調補することが主で,根本を固める;平肝熄風を佐とし,標を治す。標本兼顧すれば,虚は回復し風は熄ヤむ。
証候別称:内閉外脱,土衰木旺。
病例名称:
【中医】:眩暈,頭痛,慢驚風,慢脾風,震顫。
【西医】:頚椎綜合征,梅尼埃病。
基本証象:
【陽気不振】症象:1腰酸乏力,2腰痛如断,3汗出悪風,4四肢酸楚,5飲食少思,6大便急迫溏薄,7小時有遅緩。
脈象:1脈弦細,2脈沈細而濡。
舌象:苔薄白。
【陰虚失養】症象:1身体痩弱,2頭痛,3失眠,4耳鳴目眩。
脈象:脈弦細数。
【気機冲逆】症象:1時汎清水如涌泉,2汎酸,3欲嘔。
【陽気不行】症象:下肢厥冷。
【気機不利】症象:腹脹欲嘔。
【陽気浮越】症象:1頭暈目眩,視物如旋,閉目則稍緩,2両耳鳴,3額痛,4頭痛如劈,5突然仆倒両次,神志清楚,数小時后如常,6夜寐多梦。
脈象:1脈浮弦,2脈略数。(図24)

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