『内経』に「精気が奪われれば虚となる」とあるように、虚証とは臓腑の精気が不足している証である。気、血、陰、陽はいずれも臓腑の精気であるため、虚証には気、血、陰、陽の区分がある。気虚証は虚証の中でも軽微な証であり、血虚証はそれより重く、陰虚証と陽虚証は虚証の中でも重篤な証候である。
気は血を統べ、気は血を生じさせるため、気虚の者は血虚を招きやすい。また、血は気を載せるため、血虚の者は気不足となる。特に失血の症例では、気は血と共に脱しやすく、血虚もまた気虚を招くため、気血両虚の証が多く見られる。
陰陽は互いに根をなし、陽が生じれば陰も長じ、孤陽は生じず、独陰は長じない。ゆえに陽虚が長く続けば必ず陰を損なう。陰虚が甚だしいと、陽は陰を失い、孤陽が浮越することも多いため、陰虚が長く続けば陽にも及ぶ。したがって、陰陽両虚の証も少なくない。
このほか、津液不足も虚証の一種である。本来、陽津と陰液の区別があり、津液を生化させるのは気であり、津液を運行させるのも気である。ゆえに気虚証には常に津気または津液不足の兆候が見られ、また液は陰であり、常に陰血を伴うため、血虚・陰虚の者には常に血液または陰液不足の兆候が見られる。
虚は邪を招くこともあり、『内経』に「陽虚は外寒を生じ、陰虚は内熱を生ず」とある。これらは虚から邪が生じるものである。陰血が不足すると、内熱が生じて風となり、これを内風、すなわち虚風の証という。陰血の潤いが失われると、虚燥が内から生じる。燥が甚だしいと火が動いて、虚火の証となる。陽気が不足すると、虚寒が内から生じる。陽気が不足して気を化し津を運行できなくなると、津液が蓄積して痰となり、これを虚痰の証という。これらはすべて、虚から邪が生じる証である。证候系统:详见图263

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