暑は本来陽邪であり、夏の病因である。『経』に「天においては日、地においては暑」とあり、暑の性質は本来熱である。湿を伴うのは、夏の熱が蒸し立ち、湿気が上昇し、湿熱が交合するためである。人はこの気交の中にあり、これに感ずれば暑となる。ゆえに「暑は必ず湿を伴う」と言われ、通称して暑湿と呼ばれる。
また、夏月の地気は上蒸し、穢濁の気を帯びることが多い。暑湿は穢濁を併せることが多く、熱が主たるものを「暑穢」、湿が主たるものを「湿濁」と呼ぶ。人がこれを受けると痧病を発するため、また「痧穢」とも称される。もし梅雨の時期に発症すれば、「霉湿」と呼ぶ。
風を伴うものは「暑風」または「風暑」と名付けられ、 寒を伴うものは陰暑と称する。暑は陽邪であり、本来陰病となるべきではないが、古人は夏月の陰寒を受けて病となる者を陰暑と呼んだ。これは実際には寒病であり、暑病ではない。後世では、湿が偏重した暑湿を陰暑と呼ぶようになった。これは湿が重く、外寒を伴って発症するためである。あるいは涼を貪り、生冷な瓜果を過度に摂取して寒湿が内から生じる場合も、陰暑と称する。要するに陰暑とは、暑月の陰寒のことである。寒湿の項に求むべきである。
暑病のうち、損傷が浅いものは冒暑、傷暑と名付けられ、損傷が深いものは中暑と名付けられる。これらはすべて、感病して直ちに発症する新感暑病である。感病しても直ちに発症せず、時を経て発症するものを伏暑といい、伏暑は秋に多く発症する。冬、あるいは甚だしい場合は春に発症するものは、伏暑晩発と呼ばれる。秋月にして涼しくなく、秋陽に曝され、感病して暑病を発するものは、秋暑と名付けられ、秋に発する伏暑とは、新感の伏気という点で異なる。
もし暑が湿を伴わず、病勢が軽く緩やかなものは暑温と称し、病勢が重く急なものは暑熱と称し、燥熱・燥火の証治と同様である。
暑温が湿を伴うものは、湿熱・湿火の証治と異ならず、各門において探求すべきである。しかし、暑は湿を伴うことが多く、湿熱と通じる面もあるが、異なる点もある。暑は風を伴うことが多く、湿は寒を兼ねることが多い。また、穢濁の気が常に混在しているため、その治療法は湿熱とは著しく異なる。暑を清め湿を化すには、必ず辛香を用いて陽を通し寒を散らし、風を祛り、芳香をもって穢れを除き濁りを化し、甘淡をもって清涼とし滲利させ、その湿熱を分解し、風寒・湿熱・穢濁が混じり合った暑病を共に解す。病证系统:详见图41

コメント
コメントを投稿