寒証にも内外の区別があり、外寒には二つの経路がある。一つは気候による寒であり、冬を除き、他の三季の急激な寒さが挙げられる。特に夏に暑さゆえに涼を求め、寒気を受けることが最も多い。冬の厳寒においては、いわゆる「君子は身を守り密にすれば寒に傷つかない」というのは言うまでもなく、他の季節の急激な寒さに対しても自ら防ぐことを知っている。ただ、夏に涼を求め寒気を受けるのは自ら招いたものであり、古人はこれを「陰暑」と呼び、すなわち暑月の陰寒証である。
二は生冷な飲食による寒であり、これも外から受けるものである。この外感陰寒と内傷生冷による陰寒証に対し、古人はこれを「両感陰証」とも呼んだ。しかし、これは太陽・少陰の両感陰証とは異なり、前者は中焦に病があり、後者は下焦に病がある。
外寒のうち風湿によるものが多く、これを風寒証、風湿証と呼ぶ。急激な寒熱の変動時には、熱を伴うものも少なくなく、これを寒熱証、あるいは外寒内熱証と呼ぶ。もともと体内の火が旺盛な者は、寒を招きやすく、内外の邪気が合致した寒火証となりやすい。
内寒は陽虚に起因し、虚寒によるため、虚寒と呼ばれる。陽虚の体質は本来寒に弱いため、内寒に外寒が加わることもよくある。
内因として飲湿を伴う場合も、やはり陽虚と関係がある。陽虚は気を化して水を巡らせることができず、飲が停滞するため、これを寒証と呼ぶ。血が寒に遇えば凝結して瘀となり、これを寒瘀証という。
寒証の病は総じて陽気に関わるものであり、寒邪が必ず陽気を困らせるだけでなく、寒邪に感受する者は、もともと陽気が不足しているために、特に寒に感受しやすい。故に寒を治す法は、常に「寒には温をもってし、陰を駆逐し陽を護る」という原則に帰着する。外寒には温散が適し、すなわち陽を通じ寒を散らす法である。内寒には温補が適し、すなわち陽気を温補して陽を助けて寒を駆逐する法であり、いわゆる「火の源を益して陰翳を消す」法である。邪正は異なり、虚実は区別され、治法もまた異なる。
图25 寒证门证候结构图
肺衛風熱証とは新感風熱の邪が肺の衛分に鬱した証である。多くは風中に挾熱・挾温・挾燥の形で口鼻から上受けるか、または内に蘊伏していた温熱・暑熱が外感風熱によって引き出されて起きる証候である。 それらは傷風・風温・温燥・伏温・伏暑・ 麻疹初起 などで、其の証候は表証・裏証・表裏証の三類に分けられる。(図13) 治則は総て疏風透熱で、新感の邪を微汗にて表解するか或いは斑疹を発することで透解する。 証候別称:風熱感冒、風温犯衛、客寒包火、温邪上受、手太陰温病、肺気不宣、風熱犯肺、風温犯肺、風温化熱、風熱襲表、肺衛失和、温邪入営、風熱動血、失表血証、風熱化燥、営衛不調、営衛乖和。 病例: 【中医】:外感風熱感冒、重傷風、風熱咳嗽、小風温、風温、陰虚温病、発斑傷寒、失表血証、失音、痧疹、哮喘、気虚麻疹。 【西医】:上呼吸道感染、支気管炎、慢性気管炎、急性支気管炎、腺病毒肺炎、重証小儿肺炎。 基本証象: 【腠理不宣】症象:1微悪風寒、2無汗。 脈象:脈浮弦。 【津気蘊蒸】症象:1身熱自汗、2午后熱甚、3尺膚熱甚、4口渇。 舌象:舌紅苔薄黄。 脈象:1脈不緩不緊而動数、2両寸独大。 【気機不宣】症象:1咳嗽痰多、2脘悶不饑、3胸痞。 【気機不降】症象:1咳逆、2気喘。 【清空不宣】症象:1頭昏、2頭痛。 【清竅不宣】症象:1鼻塞、2咽阻、3咽痒。 【経気不宣】症象:身酸困。

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