寒湿証は、寒湿による損傷によって生じる。寒湿の原因としては、外部から受ける場合があり、例えば雨露や冷たい風にさらされたり、湿った場所で寝たり水の中を歩いたりすることが挙げられる。これらは上からの影響か下からの影響かに関わらず、いずれも外感による寒湿である。
また、内部から生じる場合もあり、例えば生ものや冷たい果物、お茶や酒を過剰に摂取することで、寒が体内から生じ、湿が内部で発生する。これらはすべて内傷による寒湿である。したがって、寒湿証には外感と内傷の区別がある。
さらに、内外の邪気が合致するケースも少なくない。例えば、新たに外邪に感じた場合や、外湿が裏に入り、内邪と相まって、内外の邪気が合致して発症する例も、頻繁に見られる。
このほかにも、邪気が裏に入りながらもまだ発症していないものは伏気湿病と呼ばれ、内湿と併発したり、外感によって誘発されたりする場合もあり、これもまた内外の邪気が合致した病である。
寒湿の外感は、まず上部を傷つけ、最初に肺がこれを受ける。肺は衛を主るため、肺衛が共に病むのは肺衛寒湿証であり、これが外感寒湿の本病である。もし外感寒湿が肺に及ぶ一方、内傷として生冷が脾胃を傷つけ、内外が合すれば、肺胃寒湿証となり、肺脾寒湿証と共に、外感寒湿の合病となる。胆に併発すれば、胆胃寒湿証となり、外感寒湿の併病となる。
寒湿が内から生じる場合、多くは生冷な飲食に起因し、脾胃の中焦の陽気を傷つけ、脾胃を病ませるため、脾胃寒湿証は内傷寒湿の本病である。張璐玉の言うところによれば、「熱による傷冷は、夏月の内傷寒病となる」。
もし湿った場所に寝たり水に浸かったりして、下から湿を受け、内湿と合邪し、下流して腎に流入すれば、脾腎寒湿証となり、内傷寒湿の合病となる。また、脾湿が肝に浸み込み、肝脾寒湿証として併発する場合や、腎湿が肝に及ぶ場合は、肝腎寒湿証となる。したがって、これらはすべて内傷寒湿の病である。
寒湿はいずれも陰邪であり、必ず人の陽気を傷つけるため、その治療法は総じて表裏の陽気を宣通させることを主とし、発散して外から解すか、通利して下から除くか、あるいは温燥して内から化すか、いずれも通陽をその大法とすべきである。陽虚の者はさらに温補によって陽気を助けるべきであり、寒涼滋潤の薬は、寒湿証において禁忌となる。
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